シャーリング サンドレス

身ごろとスカートが続いた布で、ウエストラインにナイロンゴムミシン糸（ゴムカタン糸）でシャーリング（飾りひだ）を入れています。身ごろの上端も裏にゴムミシン糸をつけて縮めます。

ゴムミシン糸はミシンの下糸に入れて縫うだけでゴム付けできます。

身ごろは大きく広がるので、背開きがなくても、足から、はかせて、着せることができます。

2001年5月に作りました。

型紙は18cm x 13.5cmの長方形でした。(縫いしろを含む。)

欠点として、胸で上に引っ張られ、ウエストが前上がりになり、スカートのすそも前上がりになってしまうことと、わきの下で布が縦方向にあまることです。

リカちゃんも肩ひもがぎりぎりですが着られます。スカートのすそはミディアム丈になります。(^_^)

今回の型紙です。

前作の欠点を補うため、前身ごろの丈を後ろ身ごろより長くしました。わきを少しだけ刳ってみました。

胸の下に水平に入っている破線はシャーリングを入れるラインです。

型紙の左右の辺は後ろ中心になりますが、下の方の3cmはスリットにします。

肩ひもをつける場合は、このほかに肩ひもが要ります。

木綿のプリント地です。斜めの模様がプリントしてあります。バイアス（織り目を斜め）にとっているわけではありません。

身ごろの上端を5mm折ってアイロンで押さえます。カーブしているので少しずつ折っていきます。腕ぐり部分はマイナスカーブなので4mmの切り込みを入れます。

すそを5mm折ってアイロンで押さえます。後ろ中心のスリット部分を5mm折ってアイロンで押さえます。

それから（ここが大事）シャーリングを入れるラインに折り目を入れておきます。

肩ひもつけ位置に印をつけておきます。

縫い始めは(Ｓ)の字のピンクの待ち針の刺さっている付近、縫い終わりは(Ｅ)の字のブルーの待ち針を縫い越すあたりです。

ミシンの下糸に、ナイロンゴムミシン糸（ゴムカタン糸）を使います。少し伸ばしながらボビンに手で巻きます。半回転カマのミシンの場合は、ボビンケースの調子ネジ（小さいマイナスネジ）をゆるめて調整します。

ミシンの送り調節は縫い目4mmにして縫います。返し縫いはしません（というか出来ません）。縫い始め／縫い終わりはゴム糸／上糸を少し付けておきます。

身ごろの上端を縫います。下糸がゴム糸なので、布の表を上にして縫います。

シャーリング（ウエストのライン）を縫います。写真ではカーブしているように見えますが、ゴムに引っ張られて変形しているせいです。先につけた折り目にそって縫えば、真っ直ぐ縫えます。

（肩ひもを作っておきます。三つに折った布の中央を下糸がゴム糸で縫い、縮めます。それから）

下糸を普通のミシン糸に戻します。

スリット、すそ、スリットを縫いしろ5mm折って、端から1mmを縫います。

縫い始め／縫い終わりは返し縫いせず、糸を少しつけておきます。縫い始め／縫い終わり付近の糸をゆるめ、縫いしろを再び広げておきます。

（ここでは縫わず、後ろ中心を縫ってから、スリットとすそを一周縫ってもいけると思います。）

ここで試着してもらいます。

ゴムが少し緩いようでしたので、ゴム糸を引っ張って、順に真ん中の方まで引っ張っていきます。縮めすぎると元に戻しにくいので気をつけます。上糸を引っ張るととまります。

ゴム糸がほつれないように固めてから、後ろ中心を縫います。余分なゴム糸／上糸を切ります。

身ごろを中表に合わせ、端から5mmを縫います。ゴムで引かれて変形しているのでそれに合わせてぬいます。縫い始め／縫い終わりは返し縫いします。

縫いしろを割ります。スリットのゆるめてあったミシン糸を引き締めます。表側の糸を裏に抜き、始末します。表に返します。

肩ひもをつけず、チューブトップにするならここで完成です。ここまでミシンで４回縫うだけでできます。

胸のギャザーがまだまだ余っているので、もっと胸が大きくても入るだろうなと思いまして…

ティッシュペーパーを丸めて入れてみました。(^-^;)

こんな感じになるのかなぁと……

失礼しました。m(_ _)m

肩ひももゴムで伸び縮みするようにした方が、着せ替えが楽です。

13mm x 13.5cm（もう少し長い方が良い）の長方形の両側を4mmずつ折り、下糸にゴム糸をいれたミシンで中央を縫います。半分に切り、ほつれないように固めてから手縫いでつけます。