シャーリングキャミソール

ウエストのあたりを透明ミシン糸で水平に５ヶ所縫って、引き縮めてあります。胸の上側も透明ミシン糸で縫ってあります。それぞれの引っ張り具合を変えることでウエストの絞った形を作ります。

背中の中心で開きにしてあり、針金で作ったＵ字形のピンを差し込んで留めます。ファスナーの代わりにするものなので、「針金ファスナー」と名づけました。

モデルは、オビツボディ 27（ノーマル胸タイプ）です。

スカートは別のものです。

型紙、身ごろは１枚で作ります。

上端、下端は8mm折って、3mmのところを粗く縫います。後ろ中心は突き合わせで、8mm折って4mmのところを縫います。

他に、肩ひも２本用に1.4cm x 18cmの長方形を使います。

まっすぐ縫うライン５本を折り、アイロンで押さえて折り目をつけておきます。

ミシンの糸を透明ミシン糸（モノフィラメント糸）に換え、送り調節で縫い目長さを4mmにします。ただし、縫いはじめ／返し縫い／縫いおわり部分は縫い目長さ2mmで縫います。縫い始めは(Ｓ)の字のピンクの待ち針の刺さっている付近、縫い終わりは(Ｅ)の字のブルーの待ち針を縫い越すあたりです。

胸中心のぬいしろに切り込みを入れます。胸の上端を8mm折ります。カーブしていて折りにくいですが何とかごまかします。タックにならないように気をつけます。3mmのところを粗く縫います。縫い始めは返し縫いします。縫い終わりは返し縫いをせず、糸を付けておきます。

すそを8mm折ります。3mmのところ(一番下の折り目)を粗く縫います。縫い始めは返し縫いをせず、糸を付けておきます。縫い終わりは返し縫いします。

折り目をつけた４本の線を粗く縫います。後ろの右になる方は返し縫いをせず、糸を付けておきます。左になるほうは返し縫いします。

裏になる方の透明ミシン糸だけをそれぞれ引っ張って、ギャザーを寄せます。

試着してもらいます。

布を引っ張ってギャザーを伸ばしたり、糸を引っ張ってギャザーを縮めたりして、作りたい形にします。

胸の上端と胸の下はぴったりにします。ウエストの細いところは少し余裕を付けます。すそは、スカートやズボンの上に広がるように伸ばします。

1.4cm x 18cmで肩ひもを２本作ります。

4mmずつ折って5mm幅にします。アイロンで押さえます。

中心を透明ミシン糸で粗く(縫い目長さ4mm)縫います。ただし、縫い始め／返し縫い／縫い終わり部分は縫い目長さ2mmで縫います。縫い始めは返し縫いをせず、糸を付けておきます。真ん中の少し手前で返し縫いします。真ん中を越えて少し行ったところでまた返し縫いします。最後は返し縫いをせず、糸を付けておきます。

裏側の透明ミシン糸を引っ張ってギャザーを寄せます。

真ん中で、返し縫いの糸を切らないように２つに切ります。

直径0.9mmの針金で、Ｕ字型のピンを作ります。

切り口をやすりで丸く引っかかりの無いように削ります。

先端は差し込みやすいように少し開きます。

体に沿ったカーブをつけます。

背中心付近にはギャザーを寄せません。8mm折って4mmのところを縫います。

わになったところに爪楊枝を挿し入れて穴を丸く広げます。Ｕ字型のピンを挿し込んで留めます。

すそにフリルを付けました。

身ごろの型紙です。これ以外に、フリル用に 25mm x 225mm の長方形と、肩ひも2本分 12mm x 170mm を使います。

フリルは全体を2つ折りにし、透明ミシン糸で粗く縫って糸を引いて縮め、身ごろのすそに中表で縫い合わせ、身ごろを表に返し押さえ縫いします。フリルの丈は7.5mm になります。

背中心は、フリル部分のみ縫い合わせます。今回、背開きはスナップボタン留めにしました。

肩ひもは2つに折って、2mmのところを透明ミシン糸で粗く縫って糸を引いて縮めます。ほつれてくる糸を何本か取り除きます。

他は作り方と同じです。

肩ひもはレースを使っています。タックを取って、手縫いで付けます。

作り方へ。