トップページ >{ 服 2 /服 1/水着+インナー/針を使わず/その他 }> 七段フリルスカート | 前へ ・ 次へ |
フリルが順に重なったスカートです。偶数段はプリント生地の裏側を表に使っているので、色が薄くなっています。斜め模様の生地だと、交互に右下がり左下がりの模様になります
ウエストラインは、後ろの方が上がるように作ります。おしりが膨らんだベル型です。
断面図を書いて、布のつなぎ方を考えます。
奇数段と土台布と偶数段を同じ部品で作ります。偶数段は裏表になります。下の段はフリルに隠れる位置でつなぎます。ウエストはゴム入れにすると簡単になります。
前後方向の断面図を原寸大で書き、各部品の大きさとつなぐ位置を測って決めます。
3+4段目フリル、5+6段目フリル、7段目フリルは長方形にします。後ろ中心で縫い合わせて輪にします。
一番上の1+2段目フリルはウエストラインを後ろ上がりにするため、前を短く後ろを長くします。下のほうの段はつなぐ位置を少し変えておしり側を膨らませます。
スカートの外に書いてある黒い数字は各フリルの上の折り目または布の上端から、下の折り目までの丈です。
( )のついたピンクの数字は縫いしろを含む布の大きさです。1+2段目フリルは前後で丈が違います。
スカートの中のブルーの数字は、上の段のスカートに下の段のスカートをつなぐときの、下の段のスカートの上端の高さです。上の段のスカートの布の下端から測って印をつけます。
1+2段目フリルの型紙と各段の大きさの表です。縫いしろを含んだ大きさです。
1+2段目フリル | →型紙 | 1枚 |
3+4段目フリル | 29.0cm x 13.0cm | 1枚 |
5+6段目フリル | 35.0cm x 13.0cm | 1枚 |
7段目フリル | 43.0cm x 6.0cm | 1枚 |
斜めの模様がプリントされた生地です。バイアスにとっているのではありません。
上から1+2段目フリル、3+4段目フリル、5+6段目フリル、7段目フリルです。
1+2段目フリルを型紙の破線のところで折ります。布の表が外側になるように折ります。(布の両端は後ろ中心で、119mmあるところを70mmと49mmに折ります。布の真ん中が前中心で、108mmあるところを64mmと44mmに折ります。)
3+4段目フリルと5+6段目フリルはたて130mmの長方形を75mmと55mmに折ります。
アイロンでしっかりと折り目をつけておきます。
縫う前に各布に印をつけておきます。
3+4段目フリル、5+6段目フリルの上端の折ったところに(両端縫いしろ5mmを別にして)4等分の位置に印を付けます。(ギャザーが片寄らないようにつけるための目印になります)。7段目フリルの上端にも同じように印を付けます。
1+2段目フリルの2段目フリル部分と、3+4段目フリルの4段目フリル部分に下の段を縫い付ける線の印をつけます。両端付近(後ろスカート)は下から34mmの線に印を、中央付近(前スカート)は下から36mmの線に印を、1/4と3/4のところは下から35mmの線に印を書きます。その印の上に横方向の4等分の位置の印も付けます。
5+6段目フリルの6段目フリル部分にも同じように印をつけますが両端付近は下から39mmの線に印を、中央付近は下から40mmの線に印を、1/4と3/4のところは下から39.5mmの線に印を書きます。
縫い始めは(S)の字のピンクの待ち針の刺さっている付近、縫い終わりは(E)の字のブルーの待ち針を縫い越すあたりです。後ろ中心では縫い始め/縫い終わりとも返し縫いをします。一周縫う時は、返し縫いは不要で、少し重ねて縫います。半分ほど縫った時に縫いはじめの糸の余分を切り落としておくと、ミシンに巻き込まれることがありません。
1+2段目フリルの後ろ中心を3回に分けて縫い合わせます。2段目フリル部分の両側の下から34mmのところに5mmの切り込みを入れます。
後ろ中心を中表に合わせ、1段目フリル部分を折り目から端まで縫いしろ5mmで縫います。
2段目フリル部分の折り目より9mm下がったところから切り込みまでを、縫いしろ5mmで縫います。縫わなかった隙間はゴム通し口になります。
縫い代を割り、表に返します。切り込みから端までを外側が表になるように合わせ、縫いしろ5mmで縫います。縫いしろを割ります。
1段目フリルのすそを5mm折ってアイロンで押さえます。端から1mmを一周押さえ縫いします。
2段目フリルのすそを布の裏面が外側になるように5mm折ってアイロンで押さえます。端から1mmを一周押さえ縫いします。
1段目フリルと2段目フリルの折り目で折ります。端から1mmを一周縫います。
端から9mmの線を一周縫います。2本のステッチの間にゴムを通します。
4コールの細い平ゴム(幅3mm)を通します。
試着してもらいます。
ウエストラインの上がり具合、おしりの膨らみを確かめます。すそが広がっていますがギャザーがよると少し細くなるはずです。
ゴムの長さを調節します。ゴムの有効長さの両側に印をつけます。
ゴムを通り抜ける方に引き出し、印の間を測ります。ゴムの先端から同じ長さに印を付け直しておきます。ゴムをゆるめウエストを広げておきます。
3+4段目フリルの後ろ中心を2回に分けて縫い合わせます。4段目フリル部分の両側の下から34mmのところに5mmの切り込みを入れます。
後ろ中心を中表に合わせ、4段目フリル部分の切り込みから3段目フリル部分の端まで縫いしろ5mmで縫います。
縫い代を割り、表に返します。切り込みから端までを外側が表になるように合わせ、縫いしろ5mmで縫います。縫いしろを割ります。
すそをそれぞれ縫います。表か裏かを間違えないように。
5+6段目フリルも同じように作りますが、6段目フリル部分の両側の下から39mmのところに5mmの切り込みを入れます。
7段めフリルの後ろ中心を縫いしろ5mmで縫い合わせます。
すそを5mm折って縫います。
ミシンの糸を透明ミシン糸(モノフィラメント糸)に換え、送り調節で縫い目長さを4mmにします。縫いはじめ/縫い終わりは返し縫いをせず、糸を付けて切ります。
3+4段目フリル、5+6段目フリルを折り目で折り、端から1mmを縫い、外側の透明ミシン糸を引いて、ギャザーを寄せます。縫い合わせる相手の幅よりも少し短く縮めます。ギャザーを均等にしておきます。
7段目フリルは上端から5mmを縫い、同じようにします。
普通のミシン糸に戻します。縫い目長さも戻します。
1+2段目フリルの1段目フリルを上にめくり上げておきます。2段目フリル部分の印をつけた位置に3+4段目フリルを、4等分の印を合わせて待ち針で留めます。(両端付近は下から29mm、1/4と3/4位置では下から30mm、真ん中付近は下から31mmの線にギャザーを寄せた下段の上端を合わせます)。待ち針と待ち針の間を引っ張り、ギャザーを均等にし、真っ直ぐにしてさらに待ち針をうちます。
4段目フリルのすそを少し折り上げてミシンで縫いやすくします。3+4段目フリルの上端から1.5mmを一周縫います。待ち針と待ち針の間を引っ張り、下の(上段の)布を真っ直ぐに伸ばして不正なタックを作らないように気を付けながら縫います。
透明ミシン糸は抜きません。上から4段目までつながりました。
同じように6段目までつなぎます。
7段目フリルをつなぎます。。両端付近は下から34mm、1/4と3/4位置では下から34.5mm、真ん中付近は下から35mmの線にギャザーを寄せた7段目フリルの上端を合わせます。7段目フリルの上端から5mmを一周縫います。他は同じようにします。
ゴムの先端を少し出して、ウエストをぎゅっと絞り、先に測った長さに縫いしろを少しつけてゴムを切ります。手縫いでゴムの連結します。
ウエストを広げ、ゴムを均等に回し、ギャザーをきれいに出します。
試着してもらったところ、偶数段フリルが下の段にぴたりとついていたので、隙間を空けるため、縫い合わせ部分の透明ミシン糸をさらに引き縮めます。各段のフリルが少しずつ開くようにします。透明ミシン糸の上糸と下糸をそれぞれ結び短く切ります。
完成。
ヒップサイズ比率で横方向は80%に、ウエストから足までの丈の比率で縦方向は77%に縮小しました。「Irfan View」という画像表示ソフトを使っています。印刷した画像のフリルの丈を計ります。各パーツの大きさを計算します。
スカートの外に書いてある黒い数字は各フリルの上の折り目または布の上端から、下の折り目までを測った値です。
( )のついたピンクの数字は縫いしろを含む布の大きさです。1+2段目フリルは前後で丈が違います。
スカートの中のブルーの数字は、上の段のスカートに下の段のスカートをつなぐときの、下の段のスカートの上端の高さです。上の段のスカートの布の下端から測って印をつけます。
1+2段目フリルの型紙と各段の縫いしろを含んだ大きさの表です。
1+2段目フリル | →型紙 | 1枚 |
3+4段目フリル | 23.4cm x 10.4cm | 1枚 |
5+6段目フリル | 28.2cm x 10.4cm | 1枚 |
7段目フリル | 34.6cm x 4.8cm | 1枚 |
モデルはリカちゃん(身長 22.5cm)。
「パプペポ」着せ替え人形の手作り服の作り方 | ------------------------ |
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