クリスマスベアショルダーワンピース

身ごろは体にフィットし、ミニ丈のプリーツスカートになったワンピースです。

そでにみえるのは、アームウォーマーでつながってはいません。

白いフワフワは、起毛ニットの服のリメイクです。

モデルは、オビツボディ 27（ノーマル胸タイプ）です。

仮の型紙です。前中心付近とダーツの部分は決定してますが、わきのあたりは未だ決定していません。そのあたりを余分に広げておきます。今回はウエストのくびれを出すのが目標です。

小さいのはダーツを縫うときの作業用の型紙です。

ダーツを縫います。生地の裏が外になるように(中表に)折り、作業用の型紙を合わせ、待ち針で留めます。ピンク(Ｓ)の待ち針のところから少しだけ針がかかるようにして縫いはじめます。返し縫いはしません。型紙にそって、ブルー(Ｅ)の待ち針のところまで縫ったら返し縫いします。

縫いはじめの上糸と下糸を結び、少し残して切ります。ぬいしろを5mm幅で切り取ります。縫いしろを割ります。切り込みを入れます。アイロンで胸の丸みを出します。

胸の中心にギャザーを入れます。谷間部分に縦にミシンで縫います。返し縫いはしません。下端の表側の糸を裏に引き込み、上糸と下糸を結びます。糸を引っ張って縮めます。上端は、後で試着してギャザーの量を決めてからにします。

試着と言うか、お人形で直接型紙の形をとります。ボディの可塑剤とテープの粘着剤が反応してねちょねちょになったり何か良くない事が起こるかも知れません。新しい人形や大切な人形では止めたほうがよいでしょう。

ねずみ色の部分はビニールテープです。オビツボディのおなかの上下の関節が動かないように、「良い姿勢」で固定しておきます。前中心に透明両面テープを細く切ったものを貼ります。白いのは未だはがしていない剥離紙です。身ごろの上端を作りたい外形に貼ります。ウエストラインは身ごろとスカートをつなぐ予定の線で、後ろ上がりに貼ります。わきに、前後の身ごろをつなぐ予定の線を貼ります。

剥離紙をはがし、身ごろの布を貼り付けます。なるべくしわの無いように貼ります。スカートの厚み分のため、ウエストラインは少したるませます。

両面テープのライン上に、こまかく切ったラベルシールを貼って形をひきます。筆記具よりもくっきりしているので、後で型紙の紙に写すときに楽です。貼り直しもできます。型紙の形が取れたら布をはがします。

後ろ身ごろも形を取ります。赤い布は5cm x 5cm。

型紙の紙に写します。なめらかな線でつないで形を決めます。縫いしろ5mmで切り取ります。

後ろ中心は、今回スナップボタン留めにするので、重なり分を増やし、縫いしろも広く取ります。

前身ごろの余分を切り取ります。後ろ身ごろは対称に一枚ずつとります。

わきを中表に縫い合わせます。

前中心の縫い縮めのミシン糸を少し解き、切り込みを入れます。身ごろ上端を5mm折って、端から1mmにステッチを入れます。縫い始めは、返し縫いをします。中央でいったん糸を出して切ります。少し糸をひいて縮め、上糸と下糸を結びます。縫い終わり、返し縫いします。前中心縫い縮めもある程度縮め、上糸と下糸を結びます。これ以降はすべて縫い始め／縫い終わり返し縫いします。

フワフワは両面テープで貼って付けます。前中心付近、少し細くし、先端にＶ字の切り取りをします。

スカート部の型紙です。「山」と書いてある線が、表から見て、ひだ山になる線です。等間隔ではなく、また微妙に傾いています。谷折り線は正確ではありません。

山折り線を正確に折り、アイロンでしっかり押さえます。

すそにフワフワを縫い付けます。中表に合わせ、5mmで縫い合わせます。

下端をくるむように折り曲げ、縫い合わせの線に沿って、またミシンで縫います。

プリーツの谷を折って待ち針で留めます。前になる辺りは折り込む量を少なくします。スカートの後ろや横は膨らませますが、前はあまり膨らませないためにです。見えている部分のひだは、だいたい等間隔になります。軽く折るだけでアイロンでは押さえません。

身ごろとスカートをつなぎます。

中表に合わせ、スカートのひだをずらさないように気をつけて待ち針を打っていきます。裏返して、不正なタックはないか、縫いしろは広がっているか確かめます。縫いしろ5mmで縫い合わせます。

身ごろを上へ返します。縫い合わせた線から1mm上にステッチを入れ押さえます。

スカートの後ろ中心を2.5cm縫い合わせます。

右の後ろ身ごろを型紙の線に合わせて折って、端から1mmにステッチを入れます。

スナップボタンをつけます。

完成。

アームウォーマーの型紙。

印刷用にまとめた型紙です。