「パプペポ」着せ替え人形の手作り服の作り方 |
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モデルは、リカちゃん (身長 22.5cm )です。
えりは一枚の布で、周囲は切りっぱなしで、レースのモチーフを貼り付けています。
そでの袖山部分にギャザーを寄せてから身ごろに縫い付けます。スカートもギャザーを寄せてから身ごろに縫い付けます。
スカートのすそにフリルとレースをつけています。スカートの一番下がレースだと、物に引っかかりやすいので、布のフリルを重ねているというつもりです。
型紙です。リカちゃん(身長 22.5cm )用。
右のはダーツを縫うときの作業用の型紙です。型紙の一部分を写したものです。
身ごろは前後がつながっています。かなりキチキチなので、正確に縫わないと着せられなくなります。余裕を持たせるには前身ごろ/後ろ身ごろのわき部分の幅を少し増やしてください。
生地は薄い生地を用意します(インテリア用や裏地用のプリント生地)。服地の厚いものだととても作れないと思います。
袖口につける布 2 枚とえり 2 枚は、白のブロードを使っています。
身ごろのえりぐりに 3 個所、そでぐりに 1 個所ずつ 4mm の切込みを入れます。
あと、レースを 2 種類使います。スカートのすそに付けるレースの長さは 46cm です。
ミシン糸は 3 種類使います。
生地にあったミシン糸(ここでは生成り色) → 透明ミシン糸 → 白ミシン糸 → 生地にあったミシン糸(ここでは生成り色)と取り換える予定です。
以下、返し縫いについて特に記載のない部分はすべて、縫い始め/縫い終わり、返し縫いをします。
えりを作ります。えりぐり付近をなるべくスッキリさせるために、えりは 1 枚の布で作ります。縁の切りっぱなしのほつれ止めと装飾をかねてレースの縁模様を作ります。
レースのモチーフ部分を切り出します。えりの周囲のカーブに合わせて刻みます。
えりの周囲の端に接着剤を塗り、レースの部品を貼ります。
前身ごろの左胸下のダーツを縫います。生地の裏に作業用の型紙を合わせ待ち針で留めます。
作業用の型紙に合わせダーツの中心線で折ります。待ち針で留めます。
ピンクの待ち針(S)の先端が指す場所の折り目に少し針がかかるようにして縫い始めます。返し縫いはしません。二針目は折り目から 1mm 程度のところに入れます。そこからカーブしながら型紙にそって真ん中の印まで縫い、さらにブルーの待ち針(E)の先まで縫って返し縫いします。
縫い始めの上糸と下糸をきちんと結び、 5mm ほど残して切ります。
前身ごろの右胸下のダーツを縫います。生地の裏に作業用の型紙を裏にして合わせ仮に待ち針で留めます。
作業用の型紙に合わせダーツの中心線で折り、折り目をつけます。型紙をはずして手前側に付け替え待ち針で留めます。
ピンクの待ち針(S)の先端が指す場所の折り目に少し針がかかるようにして縫い始めます。返し縫いはしません。二針目は折り目から 1mm 程度のところに入れます。そこからカーブしながら型紙にそって真ん中の印まで縫い、さらにブルーの待ち針(E)の先まで縫って返し縫いします。
縫い始めの上糸と下糸をきちんと結び、 5mm ほど残して切ります。
ダーツの縫いしろを 5mm で切り落とします。ダーツ部分のぬいしろを先端まで広げます。先を丸めた竹串などを使います。縫いしろを割り、アイロンで押さえます。胸の丸みを出します。
えりを仮に縫い付けます。折り目をつけやすくする為と、ずれない為にです。あとでほどきます。えりぐり付近をなるべくスッキリさせるために、見返し布は使いません。
[えりのウラ表に注意!] 表を上にした身ごろのえりぐりに、表を上にしたえりを重ねます。えりの縫いしろの中央部分は三角形に折り返します。待ち針で留めます。ミシンの縫い目を粗くして縫いしろ 5mm で縫い合わせます。縫い始めは(S)の字のピンクの待ち針付近、縫い終わりは(E)の字のブルーの待ち針を縫い越すあたりです。返し縫いはせず糸を少し付けておきます。あとでほどきます。
縫い目のところで裏に折り返します。えりぐりに 3 ヶ所切込みを入れていますが、前中心Vの字のところの切込みを縫い目手前までさらに切込みます( 6mm? )。えりにも 1 ヶ所ずつ切込みを入れます。少しずつ折ってアイロンで押さえます。
えりの布を内側にのばし、身ごろ、身ごろの縫いしろ、えりの縫いしろの 3 枚を押さえ縫いします。
仮に縫った糸をほどき取り除きます。アイロンでえりをのばし、形を整えます。
糸を換える前にもうひとつ縫っておきます。
フリルのすそを 5mm 折ってアイロンで押さえ、端から 1mm のところにミシンでステッチをかけます。
フリル上端の 4 等分の位置に印をつけておきます。縫いしろ部分を除いた 4 等分の位置です。
ギャザーを寄せる為にミシンの糸を透明ミシン糸(モノフィラメント糸)に換えます。
ミシンの送り調節で縫い目長さを 4mm (最大?)にします。縫いはじめ/縫い終わりの返し縫いはせず、糸をある程度付けて切ります。
ふつうは、ギャザーを寄せるとき、本縫いの線からずらしてギャザー用のぐし縫いやあら目ミシンを入れますが、モノフィラメント糸なら同じラインに入れることができます。釣り糸のような一本の繊維なので、糸を割ってミシン針が入ることがないからです。
透明ミシン糸は、摩擦が少ないので引っ張るだけでギャザーを寄せられます。引き抜くことも出来ます。
スカートの下端/上端の 4 等分の位置に印をつけておきます。縫いしろ部分を除いた 4 等分の位置です。
スカートの上端から 5mm のところを粗く縫います。返し縫いはしません。縫い終わりは糸を少しのばして切ります。上糸、下糸のうち調子のきつかった方の糸だけを引っ張って、ギャザーを寄せます。身ごろの下端の長さより少し短くなるまで縮めます。
[レースのウラ表に注意!] 表を上にしたフリルの上端に、表を上にしたレースを合わせて待ち針で留めます。レースは 10mm ずつ長くしておきます(後ろ中心でレースに余裕を持たせる為です)。
フリルの縫いしろが 5mm になるところを粗く縫います。返し縫いはしません。縫い終わりは糸を少しのばして切ります。上糸、下糸のうち調子のきつかった方の糸だけを引っ張って、ギャザーを寄せます。スカートの下端の長さより少し短くなるまで縮めます。
そでの袖山と袖口にギャザーを寄せます。
袖山部分を、端から 4mm ほどの線を縫います。そで口の端から 5mm を粗く縫います。返し縫いはしません。縫い終わりは糸を少しのばして切ります。
上糸、下糸のうち調子のきつかった方の糸だけを引っ張って、ギャザーを寄せます。
ミシン糸を白の普通のミシン糸に換えます。
そで口にカフスを付けます。
カフスに一周とちょっとステッチをかけます。縫いはじめと縫い終わりを重ねて縫うので、返し縫いは要りません。
生地に合った色のミシン糸に戻します。そでをつけます。袖山のギャザーを調節して、身ごろの袖ぐりと同じくらいの長さにします。
袖山と袖ぐりはカーブが逆なのですが、何とか合わせます。ギャザーは袖山の辺りに寄せ、均等になるようにします。ぬいしろ 5mm で縫うのですが、そのラインに不正なしわが寄らないようにします。
身ごろのわきの縫いしろ部分 5mm は縫わずに残します。ぬいしろ幅が正確に 5mm になるように縫い合わせます。
裏向けて不正なタックがないことを確かめてから透明ミシン糸を引き抜きます。ゆっくりと少しずつ抜きます。モノフィラメント糸なので摩擦が少なく気持ち良く抜けると思います。
そでした、身ごろわきを中表に縫いしろ 5mm で縫います。縫いしろを割ります。
試着してもらいました。
スカートの下端の 4 等分の位置に、中表にフリルの上端の 4 等分の印の位置を合わせ、待ち針で留めます。
待ち針の間を引っ張ってスカートをのばし、不正なタックが寄らないようにします。ギャザーが均等になるようにしてさらに待ち針を打ちます。
ギャザーが均等になるようにしながら、 5mm のところを縫い合わせます。
裏向けて不正なタックがない、布端が合っていることを確かめてから透明ミシン糸を引き抜きます。摩擦熱を防ぐ為ゆっくりと少しずつ抜きます。ギャザー糸を抜いた方が柔らかく出来上がります。
スカートを表に折り返し、指で押さえていきます。スカートの縫い合わせた線から 1mm のところを押え縫いします。布とレースが 4 枚(うち 2 枚はギャザーが寄っています)重なっている部分を縫います。縫いしろが反対側に外れないように、時々確かめながら縫い進めます。
身ごろのウエストとスカートの上端を中表に合わせます。
ギャザーが均等になるように待ち針を打ちます。待ち針の間を引っ張って身ごろ側をのばし、不正なタックが寄らないようにします。ギャザーが均等になるようにしながら、 5mm のところを縫い合わせます。
裏向けて不正なタックがない、布端が合っていることを確かめてから透明ミシン糸を引き抜きます。ゆっくりと少しずつ抜きます。
身ごろを表に返し、指で押さえていきます。縫い合わせた線から身ごろ側に 1mm のところを押え縫いします。(縫いしろが反対側に外れないように、時々確かめながら縫い進めます。)
後ろ中心を中表に合わせ、縫い目を合わせて待ち針で留めます。内側からレースを引っ張って、フリルの縫いしろの間にはさみ、待ち針で留めます。これをしないと、縫い目付近でレースのヒラヒラが不足してしまいます。
縫いしろ 5mm で縫います。
後ろ開き部分を折って縫います。予定では 8mm 幅のつもりだったのですが、不足気味なので 5mm 折ることにします。もっと不足なら、右後ろ身ごろだけ折り、左は真っ直ぐのままにします。(ただしえりは縫って押さえないといけません。)
端から 1mm にステッチをかけます。えりはめくっておいて縫わないようにします。一番上までは縫えないので縫える所まで縫います。
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